講師紹介 | 民田 真弓(名古屋)

民田 真弓(名古屋)

講座・イベント

株式会社トップオブボイスカンパニー
名古屋 認定講師

  • TOVC認定歌声ボイストレーナー
  • ボイスカウンセラー®ベーシック


【歌との出逢い】

幼少期に通った教会の賛美歌が、
私にとっての歌との出逢いでした。
合唱団ではソプラノを担当。
歌うことは息をするように自然なことで
特別な勉強やトレーニングの経験はありませんでした。

ピアノや合唱の先生から音楽の道を勧められても
当時は全くピンと来ず、
社会人になってからバンドのゲストボーカルや
会員制バーのバックミュージックを時折担当。
リクエストいただくと
照れながらもなんとか歌う。。という、
あまり積極的ではない歌い手でした。


【アクシデントで気づいたこと】

そんな私に転換期が訪れたのは30代後半のこと。
久しぶりに参加したコーラスで
無理な発声を自分に強いた結果
声帯結節を患い、
高音がほとんどでなくなるというアクシデントに遭遇。
この時、自分がどれだけ歌うことか好きだったかに気づきます。

お医者さまからは
『手術すれば回復の見込みはあるが、
声そのものが変化してしまうかも』と診断され、
手術をせずに回復する可能性を求めて
いくつかのボイストレーニングや声楽教室の門を叩いたものの
症状が良くなることはありませんでした。



【ボイスクリアリング®︎と出逢って】

『別に歌手になるわけじゃなし。
他に打ち込めるものを見つけよう!』と自分に言い聞かせ、
何度も諦めようとしましたが
歌から遠ざかれば遠ざかるほど
もう一度、思いっきり歌いたい!という想いは募るばかり。
そんな中、50歳という節目の年に
江頭代表のボイスクリアリング®を受ける機会に恵まれます。


たった3回のハミングで潜在意識にアプローチし
その人本来の在り方へと導くボイスクリアリング®セッションは、
私自身も気付かずにいた深いトラウマを浮き彫りにし、
それらを徐々に解消していってくれました。
親との関係性、
パートナーとの在り方、
長く続く体調不良の理由 etc
問題点がクリアになるにつれて
歌う時に全く出なかった高音が、不思議に少しずつ戻り始めます。



【もう一度、歌と向き合う】

希望の光を感じつつ、
TOVC式歌のボイストレーニングの受講をスタート。
声帯に負担をかけず、
身体全体を楽器として歌う独自のメソッドVBU(ボイスベースアップ)に出逢い、
私の歌声は復活の軌道に乗ることができました。


声帯結節になる前は、
合唱がベースの美しく歌い上げる歌唱スタイルだったのに対し、
TOVCでは地声の力強さを生かした、
いわゆるミュージカル発声でレッスンするため、
自分の身体から聴いたことのないような力強い声が出ることに
最初はとても戸惑いました。
内面がさらけ出されるようで気恥ずかしく感じた時期もあります。


でも声が変化するにつれ、
【私らしさ】を歌を通して感じられるようになり、
本来の自分としっかり手を繋ぐ感覚が生まれていきました。
それはまるで、この世にもう一度生を受けたような感覚でした。


【講師として】

その後は自然な流れの中、
認定講師への扉を開くことに。
長年のブランクから思うように歌えないジレンマを抱えつつも
『この経験がいつか誰かの役に立つはず』と信じて
今も一歩ずつ前進している最中です。


人前で歌うのが苦手で。。
音痴だから恥ずかしくて。。
昔は上手に歌えたのに、最近めっきり声が出なくなって。。など
以前の私ならきっと理解できなかった生徒さんのお悩みが、
今は我が事として胸に迫ります。
教える側と教わる側、ではなく
歌をブラッシュアップする同志として、
共に前進していくことが私の願いです。


もう一つの顔である
エステティシャン、ボディセラピストとしての観点から
歌声が美容と健康に及ぼすチカラにも着目。
年齢と共に衰えがちな声を
身体全体で支え、磨くことで
若々しく美しいコンディションを保てるよう
総合エイジングケアとしての歌唱指導にも情熱を注いでいます。